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海外研修 2017年(夏)フランス

海外研修 2017年(夏)フランス

― 植物のエネルギーと香り ー
早春のフランスの旅に続き、6月下旬から再びフランスを訪れました。
今回の旅の目的は、オーガニック精油を生産している農園を数か所訪問し、栽培地や蒸留現場を見学、各農家の拘りの蒸留方法についての話や採れた精油を嗅ぎ土壌や蒸留の仕方による香りの違いを体感する事、そして、ドイツやイギリス、フランスなどではもう一般的になっている植物の持つエネルギーを用いた療法でもある「ホメオパシー」や「レメディー」、「ジェモセラピー」などをおこなっている調剤薬局や薬草店を訪問し、その取り組み方や現状を聞き植物のエネルギーが私たちの生きるうえでどのように生かされているのか?
またオーガニックによる生育環境や栽培方法によりどのような植物や香りが育ち、精油として市場に流通していくのか?といった、私達が生活の中で享受している植物や香りを色々な側面から包括的に知りたいと思う好奇心に刺激されて行って来ました。
 
香水は香りの美を追求し愛でるアートです。
香りは目では見ることは出来ませんが、美しく調和のとれた香りや自分にとって心地よく感じる香りは、私たちの心を和ませたり高揚させたりしてくれます。
落ち込んだりした時や、自分を奮い立たせたい時、オンとオフを切り替えたい時などに
香りを利用する人もいると思います。
そういった意味では、香水も療法の一つだと思うのです。
香水に使用する植物から採れる精油はかなりありますがよく使われるものはそれほど多くはありません。
天然香料だから安心、化学的に作られたものは安全ではないと思われている方もおられますが、多くの成分を含む天然精油の中には人体に刺激が強すぎるものもあります。
しかし香りについて言えば、自然界には存在しないニューケミカルの香りには斬新な面白さやワクワクするような感動があり、また一方、天然香料には自然界から与えられたパワーというようなものがあり、合成香料だけでは作り出せないエネルギーがあります。
 
さて、まず今回最初に訪れたパリでは数件の調剤薬局を訪問。
数名いる薬剤師がお客様の体調をカウンセリングしてその症状にあった薬草を処方して販売している。下痢や、頭痛などの一般的な症状の場合は医師の処方箋なしに購入できるが、毒性の高いものや抗生物質、神経系に影響を与えるもの等は医師の処方箋が必要という事です。
一人一人のカウンセリングに時間をかけるため多くの人で一杯であったが、それでもまだやはり西洋医学に頼る人の割合のほうが圧倒的に多く、こういった薬局でのホメオパシー療法に頼る人はまだ僅かだと言います。ただ、薬の副作用に悩む人や精神的に疾患を抱える人などには頼れる存在となっているそうです。
数軒の薬局を訪れた後、夕方にはTGVでリヨンへと向かう。
リヨンはフランス独自のハーブ協会が拠点をおく街で、酷暑の中、朝から一日中、オーガニックマーケットや薬草店を歩き回る。
今年のヨーロッパは春に寒波が来て、更に早くから猛暑となったため生産物にも大きな影響を受けたらしい。
植物療法はゆっくりと効果が出るため、効果が出始めるには3週間くらいかかるという。
薬草は匂いが苦手という人も多いが、日本では販売されていない精油が入ったカプセルなどもフランスでは販売されていて水で飲用する。
 
この日入ったレストラン「Place des Sens」(感覚の場所)は、五感を刺激する創作料理を出してくれるレストラン。
クリスタル状にした精油を使用したお料理が出てきました。
クリスタルの精油とは、アガーシロップに精油を加えたもので、料理に使うほかインフュージョンとしてお湯に入れて飲んだりもするようです。日本にも輸入されたことはあるそうなのですが、湿気の多い日本ではすぐに固まってしまったそうです。
その他にも、前菜からデザートまでどれも色々な香りがソースやパウダー、ハーブといった色々な形状で使用された料理が出てきます。 見た目もなかなかお洒落で、香り好きな人にはお勧めのレストランです。
 
翌日は朝から、オーガニック農家を数か所訪問。
最初の農家では600㎡の畑をもち化学肥料は一切使用せず、作業は全て手作業で行っているという。ブルジョンカシスが沢山の実をつけていて、口に含むと柔らかな甘さとアニマリックな香りが鼻に抜ける。オイルは僅かしか取れないため、とても貴重で高価な精油である。
ここでの利用方法としては、茎と新芽は芳香蒸留水に、また新芽や蕾は植物のエネルギーの源と考えたジェモテラピーのチンキ剤として利用され、葉は若いものを摘み取りドライハーブにする。
 

2017年(夏)フランス
2017年(夏)フランス
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2017年(夏)フランス
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2022-03-10 19:29:43

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